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(更新: 2016年11月21日)

NUCモバイル計画⑦最新NUC・Skullcanyon(NUC6i7KYK)が届いた レビュー速報編

4月に予約していた、インテルの最新NUCであるNUC6i7KYKが
アメリカから届きました。
既に外人さんたちがあちこちでレビューしていますが、
今回は速報編として紹介・ベンチ結果などを軽くお送りします。

[購入場所・価格]

Amazon.comにて予約。送料・税金込み約787ドル、9万円前後という感じか。
場所を選べばこれより安くなると思いますが、
なんだかんだ、日本での初値もこれくらいになる予感はありますね。
いつ出るか知りませんが。

ちなみに一番高い送料(29ドル程度)を張り込んだからか、
5/14出荷連絡、5/16到着というスピード感でした。

[既存モデルとの違い・まとめ]

  1. 筐体が大幅変更。
  2. 他のNUCと違い、H170チップセットを搭載。
  3. CPUは**i7-6770HQ(4コア8スレッド、2.6GHz/最大3.5GHz)**で、
    インテル製NUCでは初の4コアi7採用。
  4. GPUにeDRAM搭載Iris Pro Graphics 580を採用。
  5. ストレージはM.2×2となる。
  6. インテル製Alpine RidgeによるThunderbolt 3端子×1を装備。
    USB3.1 Gen2としても使える。

とまあ、公式サイトでも”Change the Game“と銘打たれているだけある
スペックと言えるでしょう。
(過去にギガバイトが出していた、デスクトップ用Core i5/i7を積んだNUCについては
ここでは触れません)
何気にH170チップセットが載ってるんですね。今までのSkylake i3/i5-Uモデルは
PCHがCPUに統合されてました。

では外観から見ていきます。

[外観]

特徴的なドクロ入り天板。左半分は光沢感あり
別に光りません
裏蓋部分は鉄板。VESAマウント用のネジ穴もあり
電源スイッチとSDスロットは前面左。
端子類はNUC6i5系とほぼ同じ
背面。目玉となるThunderBolt3(USB-C形状)追加が
大きな違い

NUCと言えば約11センチ四方のボディが特徴的でしたが、
NUC6i7KYKは筐体がガラっと変わり、横幅が約10センチ伸び
横幅が約22センチになりました。
理由は、このあと紹介する内部を見ればわかります。

一方、奥行きや厚みは今までのNUCと大差なく、相変わらず小さいと思えます。
数字でいうと奥行き11.6センチ、厚さ2.8センチ。

ハイエンドモデルということで、インテル製品ではおなじみのドクロが
天板に描かれています。いかにもアメリカンである。
無地の天板もついており、付属工具で六角ボルトを外せば交換OK。
または2.5ミリの六角ドライバーで交換できます。

端子類は今までと大差なく、USB3.0は前面/背面各2。
映像系はHDMI2.0×1、MiniDP×1。HDMIはちゃんと2.0で、
内部的にはDPから変換しているようです。
新しい武器は、インテル製Alpine RidgeによるThunderbolt 3。(以下TB3)
実質的にTB3のデバイスはまだ少ないため、USB3.1 Gen2としての利用をするか
DPやHDMI端子への変換アダプタをカマして、映像出力もイケます。
なので最大3画面まで出せるわけですね。

後は既存モデルと同じくSDカードリーダー。もちろん512GBをブッ差しておきます。

本体の次はACアダプタですが、既存モデルは長さ約8センチ程度と小型でした。
NUC6i7KYKはさすがにそうもいかず、19V/120Wと巨大化しました。
ケーブルはミッキータイプ、初期のNUCみたいですね。

2016/6/22追記:
付属の電源ケーブルのことを書き忘れてましたが、
ミッキータイプ、ケーブルは平型のアース端子付き3ピンケーブルです。
アース付きとかめんどいという人は、2ピンのケーブルを準備したほうがよしです。

2016/7/6 さらに追記:
日本向けのモデルには電源ケーブルがついてません。別途準備しましょう。

NUC6i7KYKのACアダプターはデカいです。6i5の時は幅8センチ程度の小型品でしたが、今回は幅15センチ、ミッキータイプの電源ケーブルを使うタイプ。本体と6センチくらいしか変わらない大きさ。 pic.twitter.com/UsKdE5AaOX

— のらねこ! (@ragemax) 2016年5月16日

そしてもちろん、VESAマウント対応。こうでなきゃ。

[内部]

横長の正体がこれ。M.2 SSDはついに2スロットへ

中身を見ていきましょう。ここで横長筐体の理由がわかります。
半分強が基板、残りがヒートシンクとファン。
熱いCPUを冷やすには、こうしないといけなかったのでしょう。コレは仕方ない。

メモリスロットは変わらず2つ、DDR4、最大32GB。
今回はXMP2.0によるOCメモリも対応しており、筆者は動作確認も取れている
**G.SkillのOCメモリ(DDR4-2800)**をフランスAmazonに注文済みです。
まだ来てないけど。→来ました(2016/5/20追記)

ストレージはM.2×2となり、2.5インチストレージの場所はありません。
両方PCIe3.0×4、もちろんNVMe SSDも対応します。
こういうマシンを買う人は当然Samsung 950 Proの2枚差しを考えるでしょうが、
筆者も同様です。
なおNVMeなM.2 SSDでのRAIDはできません。別にいいか。→NVMe SSDでもRAID組めるそうです。 情報のご提供をいただきました

[ベンチマーク]

では気になる性能です。主にNUC6i5SYHとの比較です。

(注意)

  • NUC6i7KYKはメモリ8GBでの計測です。参考程度にどうぞ
  • 2016/5/17追記:以下はWindows 10の電源設定が“省電力”の時の値です。****“高パフォーマンス”時はもう少し値が伸びます(FF14ベンチマークを除く)

[Geekbench]

NUC6i5SYH
NUC6i7KYK。順当な伸び

マルチコアの値は、デュアルコアからクアッドコアということで順当な伸び。
シングルスレッド性能はほぼ同等。

[CINEBENCH R15]

NUC6i5SYH
NUC6i7KYK。

 こちらも順当に伸びています。

[FF14 蒼天のイシュガルド ベンチマーク]

設定…フルHD・最高画質。DX11にて計測。
参考スコア…Radeon R7 250で1911、GTX950Mで2767。

NUC6i5SYH
NUC6i7KYK。Iris Graphics 540比で3~4割程度向上している。
数値的にはRadeon R7 250と同等くらい?

気になるGPU性能ですが、FF14ベンチで見る限りは
Radeon R7 250と同程度という感じのようです。
今後OCメモリを使ってみると評価が変わるかもしれませんが、
現状ではこの値で参考にしてみてください。

[ストレージ]

実はストレージ性能も何気に伸びてるんです。ご覧ください。
Samsung 950 Pro(256GB)での比較。

NUC6i5SYHの頃。リードが1.6GB/sで頭打ちしてる
NUC6i7KYK。本来の性能が出ています

これは帯域の違いで、NUC6i3/6i5の場合M.2の帯域は最大1.6GB/s。
NUC6i7KYKは4.0GB/sまでとなっています。
この辺はNUCの技術仕様に書いてあったりしますね。

※追記:NUC6i5SYHもUEFIの更新で速度が向上するらしいですが、当方では未確認のため
ご存じの方は教えてください

[消費電力]

 NUC6i5SYHからパワーアップした分、消費電力も気になります。

DDR4-2133 4GB×2、Samsung 950 Pro(256GB)×2の状態で

計測したところ、以下の結果でした。

  • 電源投入からUEFI画面…30W前後。(NUC6i5SYH…20W前後)
  • Windows 10起動後のアイドル時…23W前後。(NUC6i5SYH…12W前後)
  • **FF14ベンチマーク時…**60W前後、最大で70W超え。
    (NUC6i5SYH…38W前後、最大41W)

 おおむね1.5倍から2倍弱となりました。

ACアダプタは120W品なのでまだ余裕はありますが、順当に増えてますね。

で、こうなると発熱やファン動作音も気になります。

[発熱、騒音]

 発熱はグラフ化出来てないのが不覚ですが、ベンチマーク時などの高負荷状態だと

軽く70℃は超えていると思われます。とにかく排気が熱い。

ヤケドまではいきませんが注意は必要か。ただ、普段の動作時はヌルい感じの風です。

 ファン動作音は、やはりNUC6i5SYHよりは回ってる感がありますが

環境音に比べたら大したことはない感想。少なくとも爆音ということはなし。

UEFIで設定を変えられますが、普通はBalancedで問題ないでしょう。

よほど静かな環境以外、外で使っても迷惑にはならないはず。

[まとめ]

 NUC6i7KYKですが、やはりCPU/GPUの順当なパワーアップを見せてくれました。

外に持ち出す日が待ち遠しいです。

とはいえOCメモリ到着が先に待っているので、次はこれの装着とベンチマークを

記事にしたいと思っています。