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(更新: 2018年9月19日)

デュアルEPYCマシンを自作する(本格運用編)

 ひとつめのEPYC 7301を手に入れてから、かなり間が開いてしまいましたが
つい先日、無事に二つ目を入手しました。

 これでようやく本格的にEPYCマシンを運用していくことになりましたが、
その間に他にもアレコレやっていたことがありますので
ここでまとめておきたいと思います。

[目次]

  1. 二個目のEPYCについて
  2. 動作
  3. 追加したパーツについて
  4. 現状のマシン構成

1.二個目のEPYCについて

 今回もひとつ目と同じで、こちらも米Amazon経由で入手しました。
マーケットプレイスの業者から買ったのは同じですが
前回と違って日本には直接送ってくれなかったため、
転送業者のスピアネットを経由し日本にやってきました。

厳重に梱包されてたEPYC 7301
ブーストクロックの表記がなぜか2.9GHz(実際は2.7GHz)

 購入にかかった総額は約11万円。内訳は本体+米国内送料で約10万円、
米国→日本の送料と簡易消費税で約1万円という感じです。
前回から比べると約1万円安くなっています。お得だ(?)

価格的には、現状Threadripper・2950Xと同じくらいでしょうか。
向こうの方が圧倒的にクロックが高いですが。

 ところでEPYCですが、ごくまれに米Amazonが在庫を持つことがあります。
この場合はマーケットプレイスより安い上、日本へも直接送ってくれるため
欲しい場合は見つけたら即買うことをオススメします。

2.動作

 CPUが揃ったので、早速動作確認です。
CPUクーラーは今回もENERMAX・LIQTECH TR4(280mm)を使います。
これはケース上部に固定しました。280mmのラジエーターが2つ並ぶのは壮観です。

水冷ヘッドが2個並ぶ

メモリは各CPUに2本となるよう差し換えました。
現状では、Xeonを使っていた頃から持ち越しているDDR4-2133の
LRDIMM 32GBが4枚入っています。

仕上げて電源を入れてみたところ、あっさりと二つ目のEPYCが認識されました。
しかしここで問題が発生します。

2-1.メモリの様子が👏おかしい!

 ただ、なぜか4本あるメモリのうち1本だけ認識されません。
結論から言うと挿し方が悪かったようで、違うソケットに入れたら解決しました。
実に面倒くさい話です。

CPU2側のメモリソケット画面。
B1、D1だとダメなのでA1、B1ソケットで利用

使用しているマザーボード、Supermicro・H11DSI-NTは
基本的に4本1セットの利用を前提にしているため、説明書には各2本の場合など
載っているわけもありません。
今回みたいなケースがあっても、自分で解決しないとならないようです。
もしかしたらスロットが不良という可能性はありますが、
現状ではなんとも言えないのでメモリを埋められる日まで判断を待ちます。

マザーボードの説明書にあるメモリの組み合わせ

 とりあえず、目の前の問題は解決したのでようやく本運用となったのでした。

3.追加したパーツ

 ここでは、CPUを追加するまでの間で入れてきたパーツを簡単に紹介します。

3-1. Intel Optane 900p

 NVMe SSDが百花繚乱の現在ですが、低レイテンシで高負荷時も性能が一定している

3D Xpoint採用のSSDであるOptane 900pを買ってみました。

システム用・データ用に280GBモデルをそれぞれ突っ込んでいます。

これらは米Amazonで(多少)安く入手できました。

Optane 900pにはHHHLモデル(PCIeスロットに挿す)、2.5インチモデルとありますが

買ったのは2.5インチモデル。M.2スロットに接続できるアダプター付のもので、

後で紹介するカードにそのまま追加しています。

Optane 900p。刺さっているのがM.2アダプターケーブル

3-2. ASRock Ultra Quad M.2 Card

6ピン電源が必要。
写真は金属カバーを取ったところ

 NVMe SSDを4枚差して使うカードです。
PCとはPCI-Express3.0×16で接続しますが、ただ挿せばいいわけでなく
BIOSの設定変更(×16接続を、内部的に×4で4分割する)が必要なものです。
一般的には、そのような設定ができるIntel X299チップセットや
AMDならX399チップセットで使うものですが、
EPYC用のマザーボードでも同じように設定でき、使用できます。
正しく動いている場合、SSDがそれぞれ単独で認識し
もちろんブートデバイスとしても使えます。
RAIDについては、少なくとも手元のマザーボードでは非対応です。

 このようなカードはASUS・ASRockなどから出ていますが
ASRockのものはファンが付いており、通常のM.2 SSDで使う際に有利です。
また、市場にはほとんどありませんが22110サイズのSSDにも対応しています。
もちろん、Optane 900pのようなM.2アダプター経由のSSDでも
普通(?)に使えます。

Optane 900pを接続するとこうなる。
配線が大変
転がされる運命となったOptane 900p

3-3 スポット設置のファン

上の写真にも少し出てますが、転がしたSSDに風を当てるため
ファンを追加で適当に設置しました。
ファン自体は磁石付のステーでケースに固定しています。

SSD以外でも、熱くなりやすい箇所にファンの風を当てるには便利です。
他にもPCIスロットに固定するステーなどもあります。

3-4.ビデオカード(Geforce GTX 1080)

 以前はRadeon RX560(2GB)を使っていましたが、アンバランスなので
少し安価に未使用品を譲ってもらいました。
これを書いている翌日には、新しいGeforce RTX 2080が出るわけですが
自分の用途ではこれで十分以上です。

カードの写真がないが、まあいいでしょう

4.現状のマシン構成

PCの現況

 ということで色々と追加されていますが、現状のEPYCマシンは
以下のような構成になっています。

項目名内容
CPUAMD EPYC 7301(16コア、2.2GHz、ブースト2.7GHz)×2
CPUクーラーENERMAX LIQTECH TR4 ELC-LTTR280-TBP
(簡易水冷クーラー、280mmラジエーター)×2
メモリDDR4-2133 32GB LRDIMM×4
マザーボードSupermicro H11DSI-NT
(10GbEオンボード)
ビデオカードGeforce GTX 1080
(MSI GeForce GTX 1080 Armor 8G OC)
ストレージIntel Optane 900p 280GB×2
Pioneer BDR-S11J-BK、BDR-211XJBK(UHD BDドライブ)
PCケースThermaltake Core W100
電源Seasonic SS-1050XP3
OSWindows 10 Pro

 とりあえず一通り揃ったので、今後はメモリを増強していく予定です。